Eva Zeisel/エヴァ・ゼイセルは1906年、ハンガリーの裕福な家庭に生まれ、18歳の時に作陶を開始。その後地元ハンガリーやロシアで活躍していましたが、1938年に戦争から逃れ米国へ移住。無名のフリーランス・デザイナーとして再出発を図りますが、様々な陶磁器メーカーに自らを売り込む日々が続いたようです。

1940年、ニューヨーク近代美術館（MoMA）が「Organic Design in Home Furnishings / 住宅家具のオーガニックデザイン」というコンペを開催。イームズやサーリネンが注目を浴びることとなったこのコンペに時代の空気を感じ取ったペンシルバニアの陶磁器メーカー、Castleton Pottary社はMoMAにデザイナーの紹介を依頼。そこでMoMAが推薦したのはゼイセルでした。

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