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1960年代、日本陶器(現在[株]ノリタケカンパニーリミテド)、名古屋製陶(現在鳴海製陶[株])などがクライアントだったことがあり、日本はゼイセルと縁のある国のひとつとなっています。また、Western Stonewear Companyで制作された鳥のシリーズを日本硬質陶器(現在ニッコー[株])がリプロダクトしています。

これは鳥の形をしたストーンウェア製のシリーズで、 ゼイセルが模様までデザインした数少ない作品のひとつです。マットな手触りのベースに黒の唐草模様をあしらったこのシリーズは、羽の部分が蓋になっていたり、鳥の口がお茶の注ぎ口になっているなど、清楚なイメージでありながらゼイセルのユーモラスな一面がとてもよく表現されています。

まるで親鳥と小鳥がさえずっているようなティーセットや、静かに身繕いをしているような形のチュリーンなど、表情豊かな鳥たちがテーブルに並んでいる光景は楽しいものだったに違いありません。

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Sugar and Creamer for Nikko 1965