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1980- そして現在

1960年代にデザインの世界から距離を置き、半ば伝説として語られていたゼイセルは、20年近くもの歳月を得て再びインダストリアルデザインの舞台へ復帰しました。出生地ハンガリーでのディナーウェア制作や、ニューメキシコNambe社の合金によるテーブルウェア(1999〜)、ボンベイ・サファイア社のオリジナルグラス制作(2001)、家具の設計など、その活動は広範囲に渡ります。

右写真は1999年にNYブルックリン在住のアーティストKleinReid(クラインレイド)とのコラボレーションによる花瓶です。有機的なフォルムのベースを、各サイズ組み合わせても使えるようになっています。ゼイセルとkleinReidの持つ抜群のバランス感覚がうまくミックスされ、想像力を持って楽しめるような作品です。


若干18歳から作陶を始め、美しさの中にちょっとした遊び心というエッセンスを加えた製品を作るという姿勢を変えずにデザインを続けているエヴァ・ゼイセル。彼女は80年近くたった今なお、スタジオでスケッチを描き、紙を切って制作活動を楽しんでいることでしょう。

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"Eva line" Upright bud, medium by KleinReid 1999